治療症例紹介・コラム

Colum 実は重大な疾患が隠れているかも?腰痛と内臓の関係

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腰痛の原因は様々です。

腰痛があると、脊椎疾患が原因と思われがちですが、実際は脊椎疾患だけでなく、腰とあまり関係ないような内臓疾患などが原因である場合もあります。

今回は、腰痛と内臓の関係に関して解説します。

内臓からくる腰痛

腰痛は、内臓疲労や、内臓の病気から出る場合があります。

内臓疲労が原因

暴飲暴食や睡眠不足などによって腰の痛みが出る場合があります。

内臓は消化や吸収、代謝を繰り返しますが、体内に入ってくる量が多すぎてしまうと、内臓に負担がかかり過ぎてしまいます。すると、疲労が溜まり、内臓の機能が次第に落ちてきます。

疲労が溜まってしまうと、内臓は硬くなっていき、骨や筋肉を圧迫してしまいます。それが原因で痛みを感じることになります。

また、内臓は下垂をしていきます。それで血流が全身に行き届かなくなることがあります。

内臓の病気が原因

内臓に病気があれば、腰痛が出る場合があります。

消化器系の病気

胃・十二指腸潰瘍、胆石、胆嚢炎、膵臓炎などの疾患がある場合に腰痛が起こります。腰痛の他に腹痛や血便、吐き気、嘔吐などの症状も伴います。

泌尿器系の病気

腰痛を伴う病気として、尿路結石、腎結石、腎盂腎炎、前立腺がんなどがあります。排尿障害や血尿の症状がみられるのが特徴です。

婦人科系の病気

子宮内膜症や子宮がんなどでも腰痛が発生します。不正出血なども生じます。

循環器系の病気

心筋梗塞を起こした際に、締めつけられるような背中の痛みや腰痛が起こることがあります。また、解離性腹部大動脈瘤の場合も、腰と下腹部に突発的な激痛が走ります。

内臓疾患による痛みの判断基準

症状の特徴、出現場所によっては内臓の病気が原因なのかわかる場合があります。

例えば、腰の右側に痛みがあると、虫垂炎(盲腸)、遊走腎(腎臓が下がっている)、肝臓や肝臓がんなどの病気が考えられます。

左側の痛みがある場合は、膵炎や膵臓がん、腎炎、胃潰瘍、子宮筋腫などが疑われます。

また、安静時に痛みがあるかどうかも、判断基準の一つとなります。

内臓疾患が原因の腰痛はぎっくり腰と同じように、突然腰の激しい痛みが出てくることが多いですが、ただし、ぎっくり腰の場合は安静にしている時に痛みが比較的少なくなることがありますが、尿管結石などの内臓疾患の場合は安静時でも痛みが変わらないのです。

腰の痛みが出た場合は、自己判断をせず、必ず医療施設に受診して検査を受けましょう。

当院の治療

当院は、椎間板の損傷が原因である腰痛の治療を行っております。

当院のセルゲル法では、椎間板のひび割れ部分を埋める薬剤を注射し、それがゲル状になってひび割れを補綴するため、根本的な治療を行うことができます。椎間板のボリュームが減少することがなく、治療後に薬剤がゲル状のインプラントとして椎間板に残りますので、椎間板が温存されることが特徴です。

腰痛でお悩みの方は、是非一度当院での診察を受けることをご検討ください。

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