治療症例紹介・コラム

Colum 慢性的な腰の痛みへの対処法。その痛み、手術は必要?不要?

schedule

慢性的な腰痛は毎日の腰への疲れが蓄積しており、筋肉が緊張して張ったり凝ったりして、重く鈍い痛みがじわじわと長期間続く傾向があります。急性期の腰痛とは異なり、急に痛みがおさまる、完治することが難しいと言われています。

慢性的な腰痛への対処法

慢性的な腰痛の原因により、治療方法も異なってきます。

保存的治療

不良姿勢などにより慢性的に筋肉や筋膜への持続的なストレスがかかり、筋肉の血行が悪くなり痛みが生じる場合は、温熱療法やストレッチなどで悪くなった血行を改善させます。また、生活習慣の改善も慢性的な腰痛に効果的です。

外科的手術

慢性的な腰痛の原因の一つとしては、椎間板の変形・背骨のずれや変形・椎間関節の炎症などもあります。この場合は、MRI検査で椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症などの腰椎疾患が診断されます。

症状が強い場合は、ヘルニアの部分を摘出したり、または全身麻酔にて腰椎の椎弓の一部をドリルで削り、神経を圧迫している黄靭帯や肥大している椎間関節を切除したり、不安定となった脊椎を固定したりする外科的手術(椎間板ヘルニア摘出術、LOVE法、脊椎固定術など)が行われます。

当院の治療

最近の研究では、痛みの根本的な原因に椎間板の変形が隠れている場合があります。椎間板が変性していくことで、椎間板ヘルニアが発生し、背骨が不安定になり、それを支えるために筋肉や筋膜が過剰に疲労し痛みが発生するのです。

そのため、当院では椎間板の変形を抑制することができれば痛みや炎症が予防できると考えています。

当院で行われている「セルゲル法」では、椎間板の損傷を修復し、中の髄核の水分量を満たすことで椎間板機能を回復させることができます。

治療は局所麻酔で行われ、身体に負担が少なく、日帰りでの治療が可能です。

慢性的な腰痛でお悩みのある方は、是非一度当院で診察を受けることをご検討ください。

関連記事