治療症例紹介・コラム

Colum 本日の治療症例紹介 CASE-No.155|ILC国際腰痛クリニック(東京)コラム

患者様

70代 男性 

これまでの患者様の経過について

25年前に脊柱管狭窄症の手術を施行。

2週間前より、腰痛・臀部痛・左下肢の感覚麻痺の症状が出始める。また、間欠性跛行の症状もある。

症状改善の為、当院受診。

治療前の症状について

・治療前の痛みレベル

下肢しびれおしり
痛みの度合い8778

まったく痛みが無い場合を0、考えられる最大の痛みを10と評価しています。

主な痛みの部分-左腰から左下肢

前屈:軽い臀部痛

後屈:軽い臀部痛

ラセーグ:陰性

圧痛:L4/5

間欠性跛行:有り

・日常動作

立っている・寝ている・座っている時。つまり、常時痛みが伴っている。

画像及び所見について

  • L1/2,2/3,3/4,4/5,5/s-椎間板変性
  • L3/4,4/5,5/s-椎間孔狭窄症
  • L4/5,5/s-除圧術後

以上の事が画像上認められます。

・L3/4,4/5,5/s-椎間板膨隆による椎間孔狭窄を認め、主症状の原因の可能性が高い。

治療について

患者様と相談の元、L3/4,4/5,5/sにセルゲル法を施行。

治療は河野医師が行いました。

DiscoGelを入れた画像になります。

治療は15分程度で終了

回復室で休憩後、歩いて帰院されました。

当院の治療法について

今回ご案内したセルゲル法の補足情報です。

セルゲル法の費用:1,320,000円/1箇所(税込み)~1,760,000円/5箇所(税込み)

※この患者様のケースの費用:セルゲル3箇所=1,540,000円(税込み)

セルゲル法のリスク・副作用:治療後に一過性の痛みが発生する可能性があります。神経損傷は治療の特性上、可能性がゼロではないですが、自験例でも論文でも損傷に関する報告はありません。局所麻酔薬によるアレルギー反応出現の可能性が極めてわずかですが存在します。治療後1~2週間は症状が一時的に悪化する可能性があります。理由として、インプラントによる減圧効果により、周囲の組織をけん引する為と考えられています。その他、椎間板がすり潰れてほとんどなくなってしまっている様な場合は治療ができない可能性があります。受診時に医師と相談しながら状態に適した治療方法の選択をご相談して頂きます。

更に詳しい情報については下記リンク先のページをご参照ください。

この記事の執筆者:理事長