治療症例紹介・コラム

Colum 本日の治療症例紹介 CASE-No.39|ILC国際腰痛クリニック(大阪)コラム

患者様

 70代 男性

これまでの患者様の経過について

 

 普段からよく歩いていたが、半年ほど前から

 右臀部から足にかけて痛みがでてくる。

 整形外科にて脊柱管狭窄症と診断される。

 内服、湿布、水中歩行、行うも治癒せず、

 症状改善目的で来院。

治療前の症状について

 両足底のしびれ。

 右鼠径部から臀部の下の痛み、しびれ

・治療前の痛みレベル

下肢しびれおしり
痛みの度合い0745

まったく痛みが無い場合を0、考えられる最大の痛みを10と評価しています。

主な痛み、しびれの部分-下肢

 前屈:可能

 後屈:右痛みあり

 ラセーグ:陰性

 圧痛点:なし

 咳、くしゃみ:ひびかない

 かかと立ち:可能

 

・日常動作

 座位では症状緩和。立ち上がり動作痛む。

 以前は寝返りもできなかったが、最近は可能。

 

画像及び所見について

  • L1/2,5/s-椎間板変性、膨隆
  • L2/3,3/4,4/5-脊柱管狭窄症
  • L4/5,5/s-椎間孔狭窄

 以上のことが画像上認められます。

・L1/2,2/3,3/4,4/5,椎間板の膨隆、脊柱管狭窄症による脊柱管の圧排、

 臀部から足にかけての症状の原因の可能性が高い。

 L5/sは予防的側面から。

治療について

患者様と相談の元、L1/2,2/3,3/4,4/5,5/sにセルゲル法を施行

治療は丸山医師が行いました。

治療は55分程度で終了

回復室で休憩後、歩いて帰院されました。

当院の治療法について

今回ご案内したセルゲル法の補足情報です。

セルゲル法の費用:1,320,000円/1箇所(税込み)~1,760,000円/5箇所(税込み)

※この患者様のケースの費用:セルゲル5箇所=1,760,000円/5箇所(税込み)

セルゲル法のリスク・副作用:治療後に一過性の痛みが発生する可能性があります。神経損傷は治療の特性上、可能性がゼロではないですが、自験例でも論文でも損傷に関する報告はありません。局所麻酔薬によるアレルギー反応出現の可能性が極めてわずかですが存在します。治療後1~2週間は症状が一時的に悪化する可能性があります。理由として、インプラントによる減圧効果により、周囲の組織をけん引する為と考えられています。その他、椎間板がすり潰れてほとんどなくなってしまっている様な場合は治療ができない可能性があります。受診時に医師と相談しながら状態に適した治療方法の選択をご相談して頂きます。

更に詳しい情報については下記リンク先のページをご参照ください。

この記事の執筆者:理事長