治療症例紹介・コラム

Colum 本日の治療症例紹介 CASE-No.4|ILC国際腰痛クリニック(大阪)コラム

患者様

 70代 女性 

これまでの患者様の経過について

 10年ほど前にぎっくり腰発症。その後、すべり症と診断される。

 コルセットを巻いて経過観察していたが、しびれがでてきて脊柱管狭窄症と診断される。

 手術を勧められたが恐怖心が大きいため、まずは低侵襲の治療を望まれ来院。

治療前の症状について

 おしり、尾てい骨のあたりから左優位のしびれ。

 しゃがむ動作の際、症状増悪。

・治療前の痛みレベル

下肢しびれおしり
痛みの度合い8799

まったく痛みが無い場合を0、考えられる最大の痛みを10と評価しています。

主な痛みの部分-腰

前屈:可能

後屈:可能

ラセーグ:陰性

咳、くしゃみ 響く

両手のしびれ、右親指のしびれ

・日常動作

 臥位、歩行、立位などの際は症状緩和。

歩行能力は100~500m以下の可能

画像及び所見について

  • L4/5-脊柱管狭窄症
  • L4/5-すべり症
  • L1/2-椎間板膨隆
  • L2/3,3/4,4/5,-椎間板ヘルニア

  以上の事が画像上認められます。

・L4/5-脊柱管狭窄症を認め、主症状の原因の可能性

・L2/3、3/4-椎間板ヘルニアを認め、主症状の原因の可能性

治療について

患者様と相談の元、L2/3, 3/4, 4/5にセルゲル法を施行

治療は丸山医師が行いました。

治療は50分程度で終了

回復室で休憩後、歩いて帰院されました。

当院の治療法について

今回ご案内したセルゲル法の補足情報です。

セルゲル法の費用:1,320,000円/1箇所(税込み)~1,760,000円/5箇所(税込み)

※この患者様のケースの費用:セルゲル3箇所=1,540,000円(税込み)

セルゲル法のリスク・副作用:治療後に一過性の痛みが発生する可能性があります。神経損傷は治療の特性上、可能性がゼロではないですが、自験例でも論文でも損傷に関する報告はありません。局所麻酔薬によるアレルギー反応出現の可能性が極めてわずかですが存在します。治療後1~2週間は症状が一時的に悪化する可能性があります。理由として、インプラントによる減圧効果により、周囲の組織をけん引する為と考えられています。その他、椎間板がすり潰れてほとんどなくなってしまっている様な場合は治療ができない可能性があります。受診時に医師と相談しながら状態に適した治療方法の選択をご相談して頂きます。

更に詳しい情報については下記リンク先のページをご参照ください。

この記事の執筆者:理事長