治療症例紹介・コラム

Colum 【治療経過のご紹介 No.11】腰・臀部・下肢の痛みは消失し、歩行姿勢が改善された患者様

患者様

80代 女性

10月治療 治療から5か月経過

症状及び治療について

この患者様は赤い枠で示されている箇所(2/3の椎間板)に、脊柱管狭窄症の所見が出ていました。

また、L1/2,2/3,3/4,4/5,5/sは椎間板変性が認められる。

2008年頃より、両膝がピリピリとしびれるようになる。

マッサージや整形外科を受診し電気治療も実施したが治らず。

治療は症状を鑑みて2/3,3/4,4/5,5/sの椎間板4箇所、セルゲル法を行いました。

治療後の経過について

各部分の痛みの数値を0~10にて患者様本人に評価してもらった表になります。

まったく痛みが無い場合を0、考えられる最大の痛みを10と評価しています。

下肢しびれおしり
治療前7470
治療から1週間後5240
治療から1か月後8070
治療から3か月後0070

以下はアフターフォローで連絡した際の患者様からの声になります。

1週間経過時、息子から歩行姿勢が良くなってると指摘された。痛みがある時は痛み止めを飲んでいる。

1か月経過時、入浴後や布団の上げ下げの際にしびれが出ている。

3か月経過時、スタスタと歩けるようにはなったが、しびれの症状だけが残っている。

歩行姿勢や痛みが消失したことに大変喜んでおられましたが、動作をする際にしびれ症状が出ているようでした。

当院では椎間板の治療とリハビリのダブルアプローチにて根治を目指しています。

今回のように症状が残存している方にはリハビリのご案内をさせて頂き、治療では改善が難しい症状等も快方に向け努力しております。

※治療効果が出るまで3週間~3か月程度かかります。

※治療効果については個人差があります。同一の効果が得られない可能性があることをご承知おきください。

当院の治療法について

今回ご案内したセルゲル法の補足情報です。

セルゲル法の費用:1,320,000円/1箇所(税込み)~1,760,000円/5箇所(税込み)

セルゲル法のリスク・副作用:治療後に一過性の痛みが発生する可能性があります。神経損傷は治療の特性上、可能性がゼロではないですが、自験例でも論文でも損傷に関する報告はありません。局所麻酔薬によるアレルギー反応出現の可能性が極めてわずかですが存在します。治療後1~2週間は症状が一時的に悪化する可能性があります。理由として、インプラントによる減圧効果により、周囲の組織をけん引する為と考えられています。その他、椎間板がすり潰れてほとんどなくなってしまっている様な場合は治療ができない可能性があります。受診時に医師と相談しながら状態に適した治療方法の選択をご相談して頂きます。

更に詳しい情報については下記リンク先のページをご参照ください。

この記事の執筆者:理事長 吉田直樹