治療症例紹介・コラム

Colum 本日の治療症例紹介 CASE-No.50|ILC国際腰痛クリニック(東京)コラム

椎間板ヘルニアと診断後、整体により悪化した患者様のケース

患者様

40代 男性

患者様の症状について

  • 2021年椎間板ヘルニアと診断。

  • 2022年8月左下肢にしびれが出現。整体に行ったところ歩けなくなったり、しびれ症状が出たりした。

  • 2022年12月頃子供が体の上に乗り再び腰が痛くなる。

  • 10段階で痛みを表すと(1が最小・10が最大)、腰が5、下肢が9、おしりが9、しびれが7。

  • 100m以下の歩行が可能

  • 洗顔動作・長時間の座位は容易だが、寝返り動作・重量物の挙上が非常に困難。また立ち上がり動作にやや困難を感じている。

画像及び所見について

  • L4/5、5/sは椎間板ヘルニアが認められます。

・L4/5-左椎間板ヘルニアが認められ、左下肢のしびれ・腰痛の原因の可能性がある為、治療を提案。

・L5/s-左正中椎間板ヘルニアが認められ、左下肢のしびれ・腰痛の原因の可能性がある為、治療を提案。

治療について

L4/5、5/sにセルゲル法を施行

椎間板にDisco Gel注入後の画像になります。

治療は40分程度で終了致しました。

回復室で休憩後、歩いて帰院されました。

本日再び都内に積雪の予報が出ました。

遠くから来られる方も多いため、悪天候の際のご来院は無理せず安全にお願い致します。

当院の治療法について

今回ご案内したセルゲル法の補足情報です。

セルゲル法の費用:1,320,000円/1箇所(税込み)~1,760,000円/5箇所(税込み)

※この患者様のケースの費用:セルゲル2箇所=1,430,000円(税込み)

セルゲル法のリスク・副作用:治療後に一過性の痛みが発生する可能性があります。神経損傷は治療の特性上、可能性がゼロではないですが、自験例でも論文でも損傷に関する報告はありません。局所麻酔薬によるアレルギー反応出現の可能性が極めてわずかですが存在します。治療後1~2週間は症状が一時的に悪化する可能性があります。理由として、インプラントによる減圧効果により、周囲の組織をけん引する為と考えられています。その他、椎間板がすり潰れてほとんどなくなってしまっている様な場合は治療ができない可能性があります。受診時に医師と相談しながら状態に適した治療方法の選択をご相談して頂きます。

更に詳しい情報については下記リンク先のページをご参照ください。

この記事の執筆者:院長 簑輪忠明