対症療法にて根治せず当院にて治療した患者様のケース
患者様
60代 女性
これまでの患者様の経過について
2022年3月頃より左のお尻部分からひきつれた様な痛みが1日に数回出るようになる。
同年6月からは悪化し立てなくなり、整形外科を受診し椎間板ヘルニアと診断を受ける。
服薬等で足のひきつれは良くなってきたが、完治を目指し当院を受診の形となる。
治療前の症状について
治療前の痛みレベル
腰 | 下肢 | しびれ | おしり | |
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痛みの度合い | 5 | 3 | 7 | 3 |
まったく痛みが無い場合を0、考えられる最大の痛みを10と評価しています。
主な痛みの部分-腰、左のおしりから下肢、左の足裏
前屈:腰の痛み増悪
後屈:腰の痛み増悪
ラセーグ:左陽性
圧痛:3/4,4/5,5/S
日常動作
寝返り・立ち上がり・洗顔や洗髪の前傾姿勢
中腰姿勢・長時間の座位
買い物袋程度の物を持つとき
以上の動作をする際に痛みが強くなる。
歩行に関してはは500m以上可能
画像及び所見について
- L4/5、5/sは椎間板変性
- L5/sは椎間板ヘルニア
- L5/sの椎間板終板に炎症の疑い
以上の画像所見を認められる。
・L5/s-右寄りの椎間板ヘルニアを認められ主症状と一致するため痛み・しびれの原因の可能性が高いが、椎間板終板に炎症を来たしている為セルゲル法ではなくPODDにて治療提案
診察・画像所見等から上記のように治療をご提案しました。
治療について
L5/sにPODDを施行
治療は15分程度で終了
回復室で休憩後、歩いて帰院されました。
当院の治療法について
今回ご案内したPODDの補足情報です。
PODDの費用:330,000円/1箇所(税込み)~550,000円/5箇所(税込み)
硬膜外オゾンの費用:33,000円/1箇所(税込み)~165,000円/5箇所(税込み)
※この患者様のケースの費用:PODD1箇所=330,000円(税込み)
:硬膜外オゾン1箇所=33,000円(税込み)
PODDのリスク・副作用:治療後に一過性の痛みが発生する可能性があります。神経損傷は治療の特性上、可能性がゼロではないですが、自験例でも論文でも損傷に関する報告はありません。局所麻酔薬によるアレルギー反応出現の可能性が極めてわずかですが存在します。その他、椎間板がすり潰れてほとんどなくなってしまっている様な場合は治療ができない可能性があります。受診時に医師と相談しながら状態に適した治療方法の選択をご相談して頂きます。
更に詳しい情報については下記リンク先のページをご参照ください。
この記事の執筆者:理事長 吉田直樹