治療症例紹介・コラム

Colum 【腰痛におすすめな運動②】

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前回、水中で行う運動のメリットについてお伝えさせていただきました。
今回はデメリットについてもお話させていただきます。

【デメリット】
〇身体が冷える
基本的に腰痛は炎症が起きていない場合、温めていた方が好調な方がほとんどです。
プールでの運動は動いている間は筋肉などによる熱が発生し寒さを感じませんが、動いていないと水温によってどんどん身体から熱を奪っていきます。
寒気がしたり、唇が震えていたら1回プールから出ましょう。
プールから上がった際に唇が紫色になっていないか確認し、もし唇のが変化していたらその日は身体を温めてから帰りましょう。
対策として、水から上がった際に冷えを感じたら、温かいシャワーや温水風呂で休憩するのも有効です。

〇毎日行うと疲労感が増す
プールでの運動は思ったよりもカロリーを消費し、筋肉も疲労しています。
プールから上がった際に急に来る身体の重たさは、それだけ身体を使っている証拠です。
休みを取らずに、自分の身体にムチを打ち続けると、疲労した筋肉が回復しないまま運動を行うことになり、腰痛の悪化につながることもあります。自分のペースで運動を行っていきましょう。
お友達と一緒に運動を行う時に、人と比較して頑張ってしまう方も多いです。この行為は危険ですので、周りと比較せずに行ってください。
運動内容や栄養補給、ケアによって変わってきますが、週2回ぐらいがおすすめのペースかと思います。

〇骨密度は強くはならない
骨は筋肉と似ており、破壊(傷ついて)と修復(傷を治して)が繰り返されて維持または強くなります。
水中運動は関節に対する負荷が軽減されており骨に対する刺激が少ないのが特徴です。
水中運動によって「骨粗鬆症になる」「骨粗鬆症が悪化する」なんてことはありませんが、強くすることは難しいと言われています。
この項目はデメリットに入るかは微妙なラインですが、「骨を強くしたい!!」という方は陸上での運動や、椅子に座って踵に軽い刺激を入れてあげる方が有効です。
*無理やりドスドスと叩いてはいけません。あくまでトントンと軽く行いましょう

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前回と合わせて、メリット・デメリットについてお話させていただきました。
水中で行う運動ですが、腰痛患者様の場合、「水中ウォーキング」から始めてみるのをおすすめします。
痛みがある場合は歩かずにその場で足踏みするだけでも効果がありますのでお試しください。

水泳がしたい方は専門の指導を受けてから行う方が、腰痛悪化のリスクが減少します。
平泳ぎなどの腰が反る運動を行い痛みが悪化した方もいます。
日常生活でもリハビリでも正しいフォームで行うことが重要です。

温水プールで行ってもらっても大丈夫です。ただし温水プールでも水温30°前後と低めに設定されています。
プールから上がる際は必ず温まってからあがるようにしましょう。
のぼせ感がある場合は無理に行わない方が良いかと思います。ご自身で体調管理しつつ運動を行ってください。
*準備運動等を怠ると水中で足がつることもありますので、十分にお気をつけください。


《 痛みがない範囲で楽しく運動を行い、腰痛を改善していきましょう 》
*この記事は一般の方へ向けた記事になります。競泳や大会に出る方のケア方法とは異なります。