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椎間板ヘルニアに苦しんだプロアスリートたち~vol.3~ 長友佑都選手

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腰痛は誰でも経験することのある症状です。その原因は、椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症など、様々です。

アスリートたちも脊椎疾患に悩まされることがあります。

今回は椎間板ヘルニアに苦しんだアスリートを例にして、腰部のヘルニアに関して解説します。

椎間板ヘルニアに苦しんだサッカーの長友佑都選手

Jリーグ・FC東京所属で、サッカー日本代表の長友佑都選手。小学1年生の時からサッカーを始めて、2001年のU-15全日本ユース選手権では愛媛県3位の成績を残しました。2005年に明治大学在籍中にサッカー部に入部して、走力や攻撃の完結力を生かすために右サイドバックにコンバートされましたが、椎間板ヘルニアが発症したのです。

腰痛で走ることもできず、試合にも出ることができず、サッカーを諦めようと悩んでいたこともある長友選手ですが、1年もかけて体幹トレーニングをして筋肉を鍛えて、復帰できました。

復帰後の成績もよく、FC東京と契約を結んだり、イタリアやフランスのサッカークラブに移籍したりして、数多くの試合に参加して2022年に日本代表に選出されました。

サッカーと椎間板ヘルニアの関係

サッカーは腰への負担がかかりやすいスポーツの一つです。

腰を捻ったり曲げたり反ったりする動きが多く、ドリブルやジャンプ・シュートなどのように下半身の運動が激しく、また対人との接触なども多いです。このような動作は椎間板への負荷が大きいです。

体のケアの不足や、サッカーの練習のし過ぎで、椎間板の損傷リスクが高まり、椎間板ヘルニアにつながります。椎間板ヘルニアとなった後も、椎間板変性が進んでいき、椎間板が薄くなり潰れた状態になります。それに伴い、様々な脊椎疾患が発生してしまい、病状が重くなります。

予防対策が大事

椎間板ヘルニアによる腰痛は、腰への負担のかかり過ぎなどが原因で起こります。腰への疲労や負荷を軽減することが重要です。

日頃から腰椎また隣接する胸椎・股関節のストレッチなどのトレーニングを行うことで、腰・胸椎・股関節の柔軟性を高めて、腰痛予防や怪我の予防にもつながります。

一度椎間板ヘルニアとなった場合でも、正しい方法で体幹トレーニングなどを行うことで、サッカーを続けることもできます。長友選手の例はそれを裏付けています。

当院の治療

腰痛が発生した場合は、放置せず、専門医の診断を受けることが非常に大事です。早期発見と適切な治療により悪化を防ぐこともでき、完治することも可能です。

当院は、損傷した椎間板を修復する治療、セルゲル法を行っております。

当院のセルゲル法では、椎間板のひび割れ部分を埋める薬剤を注射し、それがゲル状になってひび割れを補綴するため、根本的な治療を行うことができます。椎間板のボリュームが減少することがなく、治療後に薬剤がゲル状のインプラントとして椎間板に残りますので、椎間板が温存されることが特徴です。

腰痛でお悩みの方、椎間板ヘルニアと診断されたことのある方は、是非一度当院での診察を受けることをご検討ください。

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