脊柱管狭窄症に効果的なストレッチ5選
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背骨の中にある神経の通り道(=脊柱管)が狭くなった状態は、脊柱管狭窄症といいます。
脊柱管が狭くなると、神経が圧迫され、腰から下肢まで痛みやしびれなどの症状が出てきます。
今回は脊柱管狭窄症に効果的なストレッチをご紹介します。
脊柱管狭窄症とは
脊柱管狭窄症とは、神経の通り道である脊柱管が狭窄する(=狭くなる)ことにより、神経が圧迫される状態です。腰椎が不安定なことが原因の場合、身体の動きで痛くなることが多いです。
腰椎の脊柱管狭窄症では、腰から下のしびれや痛みが出現します。歩いているとお尻や足に痛みやしびれが生じ、休むと楽になるが、また歩くと再び痛みが出るといった、間欠性跛行という症状が特徴的です。

脊柱管狭窄症に効果的なストレッチ
クワッド・ストレッチ
太ももの前の筋肉を伸ばします。この筋肉が固くなることで骨盤が前傾し、反り腰になりやすくなり、それで腰痛が悪化しやすくなります。
①うつぶせの姿勢になります
②右膝を曲げます
③右手で足を掴みます
④太ももの伸びを感じます
⑤脚を入れ替えて同じ動作を繰り返します

骨盤回旋
骨盤を回すことで腰椎にかかるストレスを軽減させることができます。
①仰向けになり、膝を立てます
②足を肩幅程度に開きます
③右左に膝を倒します
④腰の捻じれを感じます

大殿筋ストレッチ
股関節を柔らかくする運動です。両側同時に行う事で、腰のストレッチにもなり、腰痛予防ができます。
①仰向けになります
②左脚を曲げます
③両手で左ひざを抱えて、胸に近づけます
④お尻の伸びを感じます
⑤脚を入れ替えて同じ動作を繰り返します

ヒップストレッチ
股関節が固いと、腰痛の悪化に繋がります。股関節周りの筋肉を柔らかくすることで腰痛を軽減できます。
①椅子に座り、右足を左の膝の上に載せます
②右膝を下方へ向かって軽く押します
③股関節を拡げる運動になり、内側の腿が伸ばされていることを感じます

腸腰筋ストレッチ
股関節の前の筋肉を伸ばします。この筋肉が固くなることで骨盤が前傾し、反り腰になり、反り腰になることで腰痛が悪化しやすくなります。
①膝立ちの姿勢になります
②左脚を立てます
③お尻を前方に移動します
④右の股関節の前側が伸ばされている感じを感じます
⑤脚を入れ替えて同じ動作を繰り返します

ストレッチを行う際の注意点
全てのストレッチは痛みのない程度で実施しましょう。
基本的には毎日行うこと、また継続して行うことが大事です。毎日、無理なく継続することで、症状の改善に繋がります。
継続できるペースで行って、少しずつ運動を生活に取り入れてみましょう。
当院の治療:フローレンス法・Qフローレンス法
当院は、脊柱管狭窄症に対してフローレンス法・Qフローレンス法を行っています。
フローレンス法とQフローレンス法は、リスクの少ない低侵襲治療です。
部分麻酔と鎮静下で経皮的にデバイスを挿入して、狭くなった脊柱管を広げます。
デバイスを入れることで脊柱の回旋や屈曲を維持しながら、椎体の安定化を図り、脊柱管を広げて、椎間板の突出を抑えて黄色靭帯肥厚を軽減できます。狭くなっていた脊柱管が広がることにより、痛みが解消されます。
フローレンス法及びQフローレンス法は、低侵襲でリスクの少ない治療であるため、治療後の合併症や症状の再発に関する報告がありません。

脊柱管狭窄症でお悩みの方は、是非一度当院での診察を受けることをご検討ください。