治療症例紹介・コラム

Colum 【治療経過のご紹介 No.23】治療後痛み・しびれが早期に改善した患者様

患者様

70代 男性

2022年11月治療 治療から約5か月経過

症状及び治療について

この患者様は赤い枠で示されている箇所(2/3,3/4,4/5,5/sの椎間板)に、脊柱管狭窄症の所見が認められる。

椎間板L2/3,3/4.4/5,5/sに椎間板変性が認められます。

治療前の経過について

10年前から歩行時・立ち続けているときに腰から下肢にかけての痛みとしびれが出るようになった。

6年前から歩行も厳しくなり、現在では100mほどしか歩けなくなり当院で治療の形となる。

治療について

治療は椎間板の2/3,3/4,4/5,5/sの計4椎間に対して、セルゲル法を行いました。

治療後の経過について

各部分の痛みの数値を0~10にて患者様本人に評価してもらった表になります。

まったく痛みが無い場合を0、考えられる最大の痛みを10と評価しています。

下肢しびれおしり
治療前5598
治療から1週間後0060
治療から1か月後0000
治療から3か月後00 00

以下はアフターフォローで連絡した際の患者様からの声になります。

1週間経過時、痛みはなく散歩も少しできる程度になった。

1か月経過時、痛み・しびれともにない。今は歩き方の癖を直す努力をしている。

3か月経過時、1か月時と同じで痛み・しびれは無し。リハビリを通して歩行姿勢を直している。

今回の患者様は、治療効果が早期に出ていました。

現在は、痛みよりも歩行する際の癖を気になさっており当院付属のリハビリセンターに通いながら改善にむけて努力しています。

※治療効果が出るまで3週間~3か月程度かかります。

※治療効果については個人差があります。同一の効果が得られない可能性があることをご承知おきください。

当院の治療法について

今回ご案内したセルゲル法の補足情報です。

セルゲル法の費用:1,320,000円/1箇所(税込み)~1,760,000円/5箇所(税込み)

セルゲル法のリスク・副作用:治療後に一過性の痛みが発生する可能性があります。神経損傷は治療の特性上、可能性がゼロではないですが、自験例でも論文でも損傷に関する報告はありません。局所麻酔薬によるアレルギー反応出現の可能性が極めてわずかですが存在します。治療後1~2週間は症状が一時的に悪化する可能性があります。理由として、インプラントによる減圧効果により、周囲の組織をけん引する為と考えられています。その他、椎間板がすり潰れてほとんどなくなってしまっている様な場合は治療ができない可能性があります。受診時に医師と相談しながら状態に適した治療方法の選択をご相談して頂きます。

更に詳しい情報については下記リンク先のページをご参照ください。

この記事の執筆者:理事長 吉田直樹