ぎっくり腰になったら、強い痛みで動くこともできなくなってしまいます。
今回は、ぎっくり腰の痛みを少しでも和らげるためのストレッチをご紹介します。
ぎっくり腰の症状と原因
ぎっくり腰の主な症状は腰周辺の痛みです。急に重い物を持ち上げた時、腰をねじる動作をした時、無理に前かがみの姿勢になったり背中を反らしたりした時などに発生することが多いです。
ぎっくり腰の原因は、椎間板損傷、椎間関節の障害、筋肉の損傷があります。
ぎっくり腰の痛みを緩和させるストレッチ
ぎっくり腰が発生したら、動くこともできなくなることが多いです。まずは安静が必要となります。
この時は無理に動くと、かえって症状を悪化させてしまいますが、湿布薬や簡単なストレッチで痛みを和らげるのが良いです。
痛み緩和ストレッチ
1.床の上にうつぶせになり、両腕を顔の下において、3分ほどゆっくりと深呼吸を繰り返してリラックスをする
2.枕やクッションなどの柔らかいものを胸の下へ入れ、もたれかかるようにしながらさらに3分深呼吸をする
3.顔を起こし、肘を床につけて、上体を少々持ち上げた状態で3分深呼吸をする
4.腕に力をいれてゆっくりと肘を伸ばしていき、痛気持ち良いと思えるところまで少しずつ上体を上げていき、腰を反らす
※その体勢を5秒から10秒の間キープしたあと、3の体勢に戻す
※10回繰り返すようにしましょう。
寝たまま腰伸ばしストレッチ
1.床の上にあおむけで寝ころび、両膝を立てる
2.両手で両膝をつかみ、膝を上げてゆっくりと胸へ近づける
3.膝が胸に近づき腰が伸びていることを感じながら、6秒間深呼吸をする
4.膝から手を放し、1の体勢に戻る
※3回繰り返します。
ドローイング
ぎっくり腰の痛み緩和には、体の深部にある腹横筋や多裂筋などのインナーマッスルを鍛えられるドローイングが有効です。
1.仰向けに横になり、膝を立てる
2.軽くあごを引いて背骨を長く伸ばす
3.鼻から息を吸い、体を動かさないようにしながら口から息を吐く
4.息を吐く時におへそを背中側に引き込み、さらに胸の方に持ち上げるように意識する
5.吸った時も、できるだけお腹をぽっこり出さないように気をつけて呼吸を胸で行う
※10回目安にして行いましょう。
痛みが落ち着いたら
2~3日して痛みが落ち着いてきたら、病院を受診し、検査を受けることも大事です。病院では原因を調べてもらい、再発防止に治療を受けることも大切です。
当院の治療
当院は椎間板由来のぎっくり腰に足して治療を行っています。
椎間板のクッション成分である髄核が少しずつ外に漏れていき、椎間板がだんだんと潰れていってしまいます。椎間板が潰れてしまうと様々な病気の原因となってしまいます。
当院のセルゲル法では、椎間板のひび割れ部分を埋める薬剤を注射し、それがゲル状になってひび割れを補綴するため、根本的な治療を行うことができます。椎間板のボリュームが減少することがなく、治療後に薬剤がゲル状のインプラントとして椎間板に残りますので、椎間板が温存されることが特徴です。
また、当院は「腰痛特化型リハビリ」も実施しており、椎間関節が原因のぎっくり腰や筋膜・筋肉が原因のぎっくり腰にも対処できます。
腰痛、ぎっくり腰でお悩みのある方は、是非一度当院での診察を受けることをご検討ください。