治療症例紹介・コラム

Colum 【海外研修レポート】イタリア PODD編 |ILC国際腰痛クリニック(大阪)コラム

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Bonjyoruno!!

大阪院の医師の丸山です。先日、イタリアへオゾン療法の研修に伺いました。

この病院は2022年夏に東京院のスタッフがお世話になった病院と同じ、ボローニャにあるBellaria病院です(2022.8.30ブログ参照)。

※下記地図のHマークの場所です。イタリアの少し上のほうにあります

【研修内容】

午前8時集合、8時半頃から先ずはPODD(経皮的オゾン椎間板減圧術)開始。

搬送ベッドに寝転んだ患者を看護師2人で透視室へ搬入し、治療台の上へ。患者は治療台の上で、概ね右か左の横向きに寝かされます。その後看護師が赤色に着色されたクロルヘキシジンで消毒し、清潔布をかけてスタンバイ。手技をする医師は4~5名いるようですが、他の場所での業務もあるため自分の担当患者の順番が来ると現れるというようなスタンスでした。

治療が終わると患者は再度搬送ベッドに寝転んで隣にある回復室へ運ばれ、そこのベッドで経過観察となります。

私達が見学に行った2日間は、午前中から夕方くらいまでに1日8件ずつくらい。治療部位はほぼ腰でしたが、2件ほど首の治療も見学できました。オゾン療法は30年くらいの歴史があるようですが、PODDは年間およそ800件程度、筋肉にオゾン注入する治療は年間1500回(250名の患者x6 回の治療)あり、10年弱続いているそうです。

PODDが終わると、夕方からは6~10人程度、首と腰の筋肉にオゾン注射を受ける患者さんの治療が始まります。この治療は医療保険内ですると、1年半~2年くらい待たなければならないため、自費で治療を受ける患者さんも多くいるようで、イタリア中から訪れるそうです。回復室と同じ部屋にあるベッドを二つ使用し、順番に患者さんが呼ばれて腹這いで寝転びます。首だけの人、腰だけの人、首と腰の両方の人がいましたが、首と腰に各6か所ずつオゾンを注射されていました。注射が終わると患者さんはすぐに徒歩で帰っていきました。

余談ですが・・・

1日目の昼食は治療棟内にあるカフェテリア。

2日目の昼食は東京院のスタッフも行っていた病院内の職員食堂へ。

1日目のディナーは、指導医の先生方(チリッロ先生、チーロ先生)御夫妻とともに、ボローニャ在住の通訳の方おすすめのお店へ行きました。なかなかのボリューム感でした。

2日目の3月8日は国際女性デーということもあり、至るところでミモザの花を見かけました。また、指導医のチーロ先生の奥様が食事会の後にtenerinaというケーキを作って持ってきてくださいました。とても美味しかったです。

2日目のディナーはイタリアの提携会社職員様とのディナー予定でしたが、私は体調不良にて夕方からホテルに引きこもることになりました・・・無念( ;∀;)

以上、2日間の研修はとても有意義で楽しいものになりました。

指導医の先生方、スタッフの皆様、通訳の方、この様な機会を設けてくださった当院に心から感謝するとともに、同等の治療を大阪院でも提供できるよう日々研鑽してまいります。

この記事の執筆者:丸山 祐子