【治療経過のご紹介 No.165】頸椎セルゲル法後、症状が改善した患者様
カテゴリー:
患者様
60代 男性
2023年12月治療 治療から約16カ月経過
症状及び治療について

この患者様は赤い枠で示されている箇所(C5/6,6/7)に椎間板ヘルニアを認めます。
治療前の経過・治療について
左肩から前腕にかけての痛みとしびれが主訴。
2020年に症状が出始め、両手指にしびれを感じていた。
2023年頃は、左頚部から前腕にかけてのしびれ症状になった。内服で様子を見ていたが改善せず。
改善しない為、当院を受診の形。
治療後の経過について
各部分の痛みの数値を0~10にて患者様本人に評価してもらった表になります。
まったく痛みが無い場合を0、考えられる最大の痛みを10と評価しています。
首 | 肩 | 腕 | 手 | 肩甲骨 | しびれ | 筋力低下 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
治療前 | 0 | 0 | 3 | 3 | 3 | 5 | 3 |
治療から1週間後 | 2 | 0 | 2 | 2 | 0 | 5 | 3 |
治療から1か月後 | 2 | 0 | 1 | 1 | 0 | 4 | 2 |
治療から3か月後 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 |
治療から6か月後 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
以下はアフターフォローで連絡した際の患者様からの声になります。
1週間経過時、良くも悪くもない感じ。
1か月経過時、手のしびれは全く症状が出ない時もある。少し上に向いた時に痛み・しびれは出る。
3か月経過時、指先のしびれが少し残っているが、全体的に良くなっている。
6か月経過時、寝返りの時に首からグキッと音がするが症状等は出ていない。しびれは無くなったが少し違和感は感じる。
今回の患者様は、椎間板ヘルニアによる症状の可能性が高いです。
ヘルニアによって狭窄されていた部分が緩和されて症状が軽減したと考えられます。
治療から3か月ぐらいの時に、頭痛が多く別の病院に行った際も血流が良くないと言われ温泉やサウナにて血流の改善に勤しんでおられました。
治療とリハビリ等による血流改善の相乗効果によって、より良い結果が出ると思っております。
※治療効果が出るまで3週間~3か月程度かかります。
※治療効果については個人差があります。同一の効果が得られない可能性があることをご承知おきください。
当院の治療法について
今回ご案内したセルゲル法の補足情報です。
セルゲル法の費用:1,320,000円/1箇所(税込み)~1,760,000円/5箇所(税込み)
セルゲル法のリスク・副作用:治療後に一過性の痛みが発生する可能性があります。神経損傷は治療の特性上、可能性がゼロではないですが、自験例でも論文でも損傷に関する報告はありません。局所麻酔薬によるアレルギー反応出現の可能性が極めてわずかですが存在します。治療後1~2週間は症状が一時的に悪化する可能性があります。理由として、インプラントによる減圧効果により、周囲の組織をけん引する為と考えられています。その他、椎間板がすり潰れてほとんどなくなってしまっている様な場合は治療ができない可能性があります。受診時に医師と相談しながら状態に適した治療方法の選択をご相談して頂きます。
更に詳しい情報については下記リンク先のページをご参照ください。
この記事の執筆者:理事長