治療症例紹介・コラム

Colum 【治療経過のご紹介 No.149】リハビリ・運動にも積極的に取り組んだ患者様

患者様

70代 女性

2024年1月治療 治療から約11カ月経過

症状及び治療について

この患者様は赤い枠で示されている箇所(L3/4,4/5,5/s)に椎間板変性症が認められます。

治療前の経過・治療について

50代の頃に座骨神経痛になり、鍼灸を数回したら改善した。

2023年再び座骨神経痛となり鍼灸に通ったが改善せず。近医の整形外科を受診し、脊柱管狭窄症と診断、内服にて経過観察となる。

痛みが改善した時もあったが、現在ではずっと痛みがひかず当院受診となる。

治療後の経過について

各部分の痛みの数値を0~10にて患者様本人に評価してもらった表になります。

まったく痛みが無い場合を0、考えられる最大の痛みを10と評価しています。

下肢しびれおしり
治療前1844
治療から1週間後1502
治療から1か月後1200
治療から3か月後0100
治療から6か月後0100

以下はアフターフォローで連絡した際の患者様からの声になります。

1週間経過時、歩行すると下肢に痛みが出る。

1か月経過時、膝に痛みが残っている。長時間立っていると左足に重たさを感じる。

3か月経過時、腰・しびれの症状は無くなった。膝には水が溜まっていると言われている。

6か月経過時、臀部付近に違和感を感じている。毎日1時間程度ウォーキングも出来ている。

今回の患者様は、椎間板変性による症状の原因の可能性が高い。

元々膝が悪かった為、下肢の症状が残っていたがそれ以外の症状は早期に改善出来ていました。

リハビリや卓球などにも積極的に取り組めたことで症状が改善していったと思います。

※治療効果が出るまで3週間~3か月程度かかります。

※治療効果については個人差があります。同一の効果が得られない可能性があることをご承知おきください。

当院の治療法について

今回ご案内したセルゲル法の補足情報です。

セルゲル法の費用:1,320,000円/1箇所(税込み)~1,760,000円/5箇所(税込み)

セルゲル法のリスク・副作用:治療後に一過性の痛みが発生する可能性があります。神経損傷は治療の特性上、可能性がゼロではないですが、自験例でも論文でも損傷に関する報告はありません。局所麻酔薬によるアレルギー反応出現の可能性が極めてわずかですが存在します。治療後1~2週間は症状が一時的に悪化する可能性があります。理由として、インプラントによる減圧効果により、周囲の組織をけん引する為と考えられています。その他、椎間板がすり潰れてほとんどなくなってしまっている様な場合は治療ができない可能性があります。受診時に医師と相談しながら状態に適した治療方法の選択をご相談して頂きます。

更に詳しい情報については下記リンク先のページをご参照ください。

この記事の執筆者:理事長