患者様
40代 男性
これまでの患者様の経過について
ぎっくり腰を年1.2回繰り返している。1年前ほどから自覚症状あり、鍼治療を受けている。
日常生活に支障があるわけではないが、今後もため、治療希望。
治療前の症状について
左足裏のしびれと腰のだるさ 腰全体が痛くなるが、左のほうが痛む。
・治療前の痛みレベル
腰 | 下肢 | しびれ | おしり | |
---|---|---|---|---|
痛みの度合い | 3 | 2 | 1 | 1 |
まったく痛みが無い場合を0、考えられる最大の痛みを10と評価しています。
主な痛み、しびれ部分-腰-下肢
前屈:可能
後屈:可能
圧痛点:L4/5,5/s 左
ラセーグ:なし
咳、くしゃみ:ぎっくり腰の際はひびく
間欠性跛行:なし
・日常動作
寝返り、洗顔動作は容易。長時間座位はやや困難を要する。
ゴルフ翌日に、腰がだるくなる。
画像及び所見について
- L1/2,2/3-椎間板変性、繊維輪断裂
- L4/5,5/s-椎間板ヘルニア、繊維輪断裂
以上のことが画像上認められます。
・L1/2,2/3は以前から、椎間板ヘルニアになっていた可能性がある。
L4/5,5/sの椎間板ヘルニアを繰り返し、主症状の原因の可能性が高い。
足裏の症状は5/sが影響している可能性がある
治療について
患者様と相談の元、L1/2,2/3,4/5,5/sにセルゲル法を施行
治療は小寺医師が行いました。
治療は45分程度で終了
回復室で休憩後、歩いて帰院されました。
当院の治療法について
今回ご案内したセルゲル法の補足情報です。
セルゲル法の費用:1,320,000円/1箇所(税込み)~1,760,000円/5箇所(税込み)
※この患者様のケースの費用:セルゲル4箇所=1,650,000円(税込み)
セルゲル法のリスク・副作用:治療後に一過性の痛みが発生する可能性があります。神経損傷は治療の特性上、可能性がゼロではないですが、自験例でも論文でも損傷に関する報告はありません。局所麻酔薬によるアレルギー反応出現の可能性が極めてわずかですが存在します。治療後1~2週間は症状が一時的に悪化する可能性があります。理由として、インプラントによる減圧効果により、周囲の組織をけん引する為と考えられています。その他、椎間板がすり潰れてほとんどなくなってしまっている様な場合は治療ができない可能性があります。受診時に医師と相談しながら状態に適した治療方法の選択をご相談して頂きます。
更に詳しい情報については下記リンク先のページをご参照ください。
この記事の執筆者:理事