治療症例紹介・コラム

Colum 【治療経過のご紹介 No.40】治療後生活を質が向上した患者様

患者様

60代 女性

2023年1月治療 治療から約5か月経過

症状及び治療について

この患者様は赤い枠で示されている箇所(L3/4、4/5の椎間板)に脊柱管狭窄症が認められます。

L1/2・2/3・3/4・4/5・5/sは椎間板変性が認められます。

治療前の経過について

60代    ぎっくり腰を3回ほど発症した。

2022年12月 動けなくなり緊急搬送。手術が必要と診断を受ける。コルセット・リハビリで症状が良くなり退院。

当院にて治療の形となる。

治療について

治療は椎間板のL1/2,3/4,4/5の計3椎間に対して、セルゲル法を行いました。

治療後の経過について

各部分の痛みの数値を0~10にて患者様本人に評価してもらった表になります。

まったく痛みが無い場合を0、考えられる最大の痛みを10と評価しています。

下肢しびれおしり
治療前5353
治療から1週間後3123
治療から1か月後3123
治療から3か月後0000

以下はアフターフォローで連絡した際の患者様からの声になります。

1週間経過時、朝背中が鉄板のようになるがストレッチしたら良くなる。

1か月経過時、日によってはまったく痛みが出ないことがある。痛くなる時のレベルは1週間経過時と同じ。

3か月経過時、アクアピクスや遠くまで買い物が出来るようになった。朝だけ重い症状が出るがヨガをして対応している。

今回の患者様は、治療前から良く運動をしている方でした。治療後すぐには控えて頂きましたが、治療から時間が経った後はアクアピクス等で体を動かしていました。

痛みが出た際もご自身で対応出来るようになっているのはとても良い傾向です。

これからも無理をしない程度で生活を送っていただければと思います。

※治療効果が出るまで3週間~3か月程度かかります。

※治療効果については個人差があります。同一の効果が得られない可能性があることをご承知おきください。

当院の治療法について

今回ご案内したセルゲル法の補足情報です。

セルゲル法の費用:1,320,000円/1箇所(税込み)~1,760,000円/5箇所(税込み)

セルゲル法のリスク・副作用:治療後に一過性の痛みが発生する可能性があります。神経損傷は治療の特性上、可能性がゼロではないですが、自験例でも論文でも損傷に関する報告はありません。局所麻酔薬によるアレルギー反応出現の可能性が極めてわずかですが存在します。治療後1~2週間は症状が一時的に悪化する可能性があります。理由として、インプラントによる減圧効果により、周囲の組織をけん引する為と考えられています。その他、椎間板がすり潰れてほとんどなくなってしまっている様な場合は治療ができない可能性があります。受診時に医師と相談しながら状態に適した治療方法の選択をご相談して頂きます。

更に詳しい情報については下記リンク先のページをご参照ください。

この記事の執筆者:理事長 吉田直樹