治療症例紹介・コラム

Colum 【痛みや特徴を医師にうまく伝えるポイントは?】

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問診の時に痛みの特徴をしっかり伝えることが適切な治療を受けるためにはとても大切です。
では実際、どのように伝えるのがベストなのでしょうか?

〚痛みの部位について〛
・ 1カ所なのか複数なのか、広範囲なのか部分的なのか、腰以外にも症状があれば、そちらもお伝えください
・ 痛みが最初に起こった部位からだんだんと移動している場合についてもお伝えください

〚痛みが発生した時期や、きっかけなど〛
・ いつ頃から痛むのか、何かきっかけがあって痛みが起こったのか、突然始まったのかなど
・ 痛みが発症してから、どういった経過を辿っているかなど

〚痛みの強さと特徴について〛
・ 痛みが最も強いときを10、痛みがないときを0としたとき、現在の痛みはどのくらいか
・ 強い、弱い、鈍い・鋭い、重い・軽い、ピリピリする・じんじんするなどのオノマトペも使って頂くと分かりやすいです
・ 何をすると痛みが悪化し、何をすると軽減するかといった行動や姿勢、環境など
【例:歩くと痛い、夜間になると痛い、マッサージやストレッチをすると楽になる、など】
・ 痛み始めてから徐々に強くなっていると感じる場合は、それもお伝えください
・ 1日中続く痛みなのか、一過性の痛みなのか、周期的か間欠的かなど
・ 筋肉痛や神経痛、関節痛などを判断するポイントになるので、感じる症状をできるだけ詳細に説明する

〚現在行っている治療や過去に受けた手術について〛
・ 手術を受けられたことがありましたら手術内容をわかる範囲でお伝えください
・ 現在行っている治療やリハビリがあれば、緩和した痛みと残っている痛みの両方をお伝えください
・ 痛む場所が複数ある場合は、それぞれの部位についてどのような反応があったか、あるいは、治療をしても反応がなかったかをなるべく詳細にお伝えください

〚日常生活への影響について〛
・ 痛みが日常生活に支障をきたしている場合は内容をお聞かせください
【例:痛くて眠れない、仕事や家事ができない、食欲がない、など】
・ 痛み以外に汗、発熱、吐き気、などの症状もあればお伝えください

痛みは主観的・感覚的なもののため、他人には伝わりにくい情報になります。
担当した医師がイメージしやすくなるように、上記のように詳しくお伝えしていただくことで、よりスムーズに正確な診断や治療法を判断できる素材となりますので、ご協力をお願い致します。
当院は患者様の痛みや辛さ、不安なお気持ちに寄り添える診察や治療を目指しております。


ILC国際腰痛クリニック東京

この記事の執筆者:院長 簑輪忠明