治療症例紹介・コラム

Colum 本日の治療症例紹介 CASE-No.15|ILC国際腰痛クリニック(大阪)コラム

患者様

 60代 女性 

これまでの患者様の経過について

 40代に腰痛発症。

 3年ほど前から、坐骨神経痛を発症。

 改善目的のため来院

治療前の症状について

 仰向きで長時間保持が困難

 歩行時に腰が伸びない。

 前かがみの姿勢や、座ったりすると楽になる。

 

・治療前の痛みレベル

下肢しびれおしり
痛みの度合い8706

まったく痛みが無い場合を0、考えられる最大の痛みを10と評価しています。

主な痛みの部分-腰、下肢

 前屈:痛みまし

 後屈:痛み変化なし

 下肢伸展挙上テスト:問題なし

 圧痛点:左L4/5

 増悪肢位:背臥位、歩行、立位保持

 緩和肢位:座位、側臥位

・日常動作

 立位で10分ほどで下肢に痛みがでる。

 歩行は30分ほどは可能だが、前かがみになる。

 夜間の睡眠障害や、感覚障害はなし。

 

画像及び所見について

  • 側弯が認められます。
  • L1/2、2/3、3/4、4/5、5/s-椎間板変性、膨隆が認められます

 

・L3/4,4/5,5/sが脊柱管を圧排しているため、主症状の原因の可能性が高い。

 L1/2、2/3も椎間板膨隆認めるが、脊柱管の圧排はなく主症状とは関連が低いと判断しまし た。

治療について

患者様と相談の元、L3/4、4/5、5/sにセルゲル法を施行

治療は丸山医師が行いました。

               

治療は50分程度で終了

回復室で休憩後、歩いて帰院されました。

当院の治療法について

今回ご案内したセルゲル法の補足情報です。

セルゲル法の費用:1,320,000円/1箇所(税込み)~1,760,000円/5箇所(税込み)

※この患者様のケースの費用:セルゲル3箇所=1,540,000円(税込み)

セルゲル法のリスク・副作用:治療後に一過性の痛みが発生する可能性があります。神経損傷は治療の特性上、可能性がゼロではないですが、自験例でも論文でも損傷に関する報告はありません。局所麻酔薬によるアレルギー反応出現の可能性が極めてわずかですが存在します。治療後1~2週間は症状が一時的に悪化する可能性があります。理由として、インプラントによる減圧効果により、周囲の組織をけん引する為と考えられています。その他、椎間板がすり潰れてほとんどなくなってしまっている様な場合は治療ができない可能性があります。受診時に医師と相談しながら状態に適した治療方法の選択をご相談して頂きます。

更に詳しい情報については下記リンク先のページをご参照ください。

この記事の執筆者:理事長