治療症例紹介・コラム

Colum 本日の治療症例紹介 CASE-No.182|ILC国際腰痛クリニック(東京)コラム

患者様

60代 男性 

これまでの患者様の経過について

2010年運動後腰を痛め歩行困難となる。近医の整形外科を受診し椎間板ヘルニアと診断、時間経過と共に改善。

2019年再び腰が痛くなり始める。

2021年左下肢を引きずるようになる。

2023年MRI撮影し、脊柱管狭窄症と診断。痛み止めと貼り薬で様子を見続ける。

症状改善せず、当院受診となる。

治療前の症状について

・治療前の痛みレベル

下肢しびれおしり
痛みの度合い8888

まったく痛みが無い場合を0、考えられる最大の痛みを10と評価しています。

主な症状の部分-腰・臀部

前屈:変化なし

後屈:腰の痛み増悪

ラセーグ:陽性 左70度 

圧痛:なし

間欠性跛行:陽性 100m以下

・日常動作

長時間の同じ姿勢、100m程度歩行した際に症状悪化。

画像及び所見について

  • L3/4-脊柱管狭窄症
  • L4/5、5/s-椎間板ヘルニア

以上の事が画像上認められます。

・L3/4-脊柱管狭窄症を認め、主症状の原因の可能性が高い

・L4/5,5/s-椎間板ヘルニアを認め、主症状の原因の可能性が高い

治療について

患者様と相談の元L3/4,4/5,5/sにセルゲル法を施行。

治療は簑輪院長が行いました。

DiscoGelを入れた画像になります。

治療は20分程度で終了

回復室で休憩後、歩いて帰院されました。

当院の治療法について

今回ご案内したセルゲル法の補足情報です。

セルゲル法の費用:1,320,000円/1箇所(税込み)~1,760,000円/5箇所(税込み)

※この患者様のケースの費用:セルゲル3箇所=1,540,000円(税込み)

セルゲル法のリスク・副作用:治療後に一過性の痛みが発生する可能性があります。神経損傷は治療の特性上、可能性がゼロではないですが、自験例でも論文でも損傷に関する報告はありません。局所麻酔薬によるアレルギー反応出現の可能性が極めてわずかですが存在します。治療後1~2週間は症状が一時的に悪化する可能性があります。理由として、インプラントによる減圧効果により、周囲の組織をけん引する為と考えられています。その他、椎間板がすり潰れてほとんどなくなってしまっている様な場合は治療ができない可能性があります。受診時に医師と相談しながら状態に適した治療方法の選択をご相談して頂きます。

更に詳しい情報については下記リンク先のページをご参照ください。

この記事の執筆者:理事長