本日の治療症例紹介 CASE-No.87|ILC国際腰痛クリニック(大阪)コラム
カテゴリー:
患者様
20代 男性
これまでの患者様の経過について
5年前からの慢性的な腰痛あり。2023年にぎっくり腰発症。
3か月ほど前から、痛み増悪。下肢症状も発症。
症状改善目的で来院。
治療前の症状について
腰の痛み、右下肢のしびれ。最近は左もしびれる。
・治療前の痛みレベル
腰 | 下肢 | しびれ | おしり | |
---|---|---|---|---|
痛みの度合い | 6 | 0 | 6 | 5 |
まったく痛みが無い場合を0、考えられる最大の痛みを10と評価しています。
主な痛み、しびれ部分-腰-下肢
前屈:困難
後屈:可能
圧痛点:L4/5,5/s 両側
ラセーグ:両側45度
咳、くしゃみ:増悪なし
間欠性跛行:なし
・日常動作
寝返りは容易。 中腰姿勢、長時間座位はやや困難。
洗顔動作は非常に困難。
画像及び所見について
- L4/5-軽度変性ヘルニア
- L5/s-変性ヘルニア
以上のことが画像上認められます。
・L4/5、5/sの椎間板ヘルニアにより、神経の圧排、痛み、しびれの原因の可能性が非常に高い。
治療について
患者様と相談の元、L4/5,5/sにセルゲル法を施行
治療は小寺医師が行いました。
治療は25分程度で終了
回復室で休憩後、歩いて帰院されました。
当院の治療法について
今回ご案内したセルゲル法の補足情報です。
セルゲル法の費用:1,320,000円/1箇所(税込み)~1,760,000円/5箇所(税込み)
※この患者様のケースの費用:セルゲル2箇所=1,430,000円(税込み)
セルゲル法のリスク・副作用:治療後に一過性の痛みが発生する可能性があります。神経損傷は治療の特性上、可能性がゼロではないですが、自験例でも論文でも損傷に関する報告はありません。局所麻酔薬によるアレルギー反応出現の可能性が極めてわずかですが存在します。治療後1~2週間は症状が一時的に悪化する可能性があります。理由として、インプラントによる減圧効果により、周囲の組織をけん引する為と考えられています。その他、椎間板がすり潰れてほとんどなくなってしまっている様な場合は治療ができない可能性があります。受診時に医師と相談しながら状態に適した治療方法の選択をご相談して頂きます。
更に詳しい情報については下記リンク先のページをご参照ください。
この記事の執筆者:理事