治療症例紹介・コラム

Colum 本日の治療症例紹介 CASE-No.21|ILC国際腰痛クリニック(大阪)コラム

患者様

 80代 女性

これまでの患者様の経過について

 30代に2回ほどぎっくり腰発症。

 1年前に転倒し、痛み強く病院受診し

 圧迫骨折と診断される。

 湿布や、痛み止めで経過観察していたが

 腰痛改善せず、来院。

治療前の症状について

 10分ほど歩くと、腰が痛くなる。

・治療前の痛みレベル

下肢しびれおしり
痛みの度合い8100

まったく痛みが無い場合を0、考えられる最大の痛みを10と評価しています。

主な痛みの部分-腰

 前屈:可能

 後屈:可能

 ラセーグ:陰性

 腰部圧痛点:左L3/4、4/5、右5/s陽性

 咳・くしゃみ:ひびかない

 

・日常動作

 起床時は痛み少ないが

 長時間の座位や洗顔時に痛み強くなる。

 

画像及び所見について

  • L2/3,3/4-軽度~中等度、脊柱管狭窄症
  • L4/5-繊維輪損傷
  • L1-圧迫骨折

 以上のことが画像上認められます。

・L2/3,3/4、4/5-脊柱管狭窄症、繊維輪損傷による圧排で腰への症状の可能性が高い。

 L1/2、5/sは椎間板変性、膨隆において、予防的側面から

 

治療について

患者様と相談の元、L1/2、2/3,3/4,4/5、5/sにセルゲル法を施行

治療は丸山医師が行いました。

治療は55分程度で終了

回復室で休憩後、歩いて帰院されました。

当院の治療法について

今回ご案内したセルゲル法の補足情報です。

セルゲル法の費用:1,320,000円/1箇所(税込み)~1,760,000円/5箇所(税込み)

※この患者様のケースの費用:セルゲル5箇所=1,760,000(税込み)

セルゲル法のリスク・副作用:治療後に一過性の痛みが発生する可能性があります。神経損傷は治療の特性上、可能性がゼロではないですが、自験例でも論文でも損傷に関する報告はありません。局所麻酔薬によるアレルギー反応出現の可能性が極めてわずかですが存在します。治療後1~2週間は症状が一時的に悪化する可能性があります。理由として、インプラントによる減圧効果により、周囲の組織をけん引する為と考えられています。その他、椎間板がすり潰れてほとんどなくなってしまっている様な場合は治療ができない可能性があります。受診時に医師と相談しながら状態に適した治療方法の選択をご相談して頂きます。

更に詳しい情報については下記リンク先のページをご参照ください。

この記事の執筆者:理事長