患者様
80代 男性
主病名
L3/4 脊柱管狭窄症
間欠性跛行:有
これまでの患者様の経過について
20年くらい前に脊柱管狭窄症と診断
以前まで歩行に問題なかったが、2年くらい前から歩行時に大腿部の痛み・しびれが出現
1年前から足底部のしびれ(右>左)が歩行時に出現。歩行時間も5分程度になった
症状が強くなると膝折れも時々出現
改善目的のため来院
治療前の症状について
・治療前の痛みレベル
腰 | 下肢 | しびれ | おしり | |
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痛みの度合い | 8 | 9 | 10 | 10 |
まったく痛みが無い場合を0、考えられる最大の痛みを10と評価しています。
主な痛みの部分-腰、下肢(右>左)
前屈:問題なし
後屈:しびれ・痛み
圧痛点:右L3/4、L4/5 左L2/3
画像及び所見について
- L1/2-中等度の椎間板変性、膨隆が認められます。
- L2/3,3/4,4/5,5/s-椎間板変性、膨隆が認められます。
- L2/3-中等度の脊柱管狭窄が認められます
- L3/4-高度の脊柱管狭窄、右椎間孔狭窄が認められます
・L2/3,3/4,4/5,5/sの椎間板変性、膨隆を認めるが、L3/4の高度脊柱管狭窄、右椎間孔狭窄が主症状の原因の可能性が高いと判断しました。
治療について
患者様と相談の元、L3/4の棘突起間にQフローレンス法を施行
治療は70分(麻酔:35分 + 治療:35分)程度で終了
回復室で休憩後、座位・立位・歩行にて問題なしのため、歩いて帰宅されました。
当院の治療法について
今回ご案内したQフローレンス法の補足情報です。
Qフローレンス法の費用:1,600,000円/1箇所(税込み)~2,300,000円/2箇所(税込み)
※この患者様のケースの費用:Qフローレンス法1箇所=1,600,000円(税込み)
Qフローレンス法のリスク・副作用:自験例でも論文でも報告はありませんが、スペーサー挿入により神経や硬膜など周辺組織の損傷の可能性があります。局所麻酔薬によるアレルギー反応出現の可能性が極めてわずかですが存在します。脱臼や棘突起骨折の可能性があります。その他、一時的な排尿障害、アレルギー反応などが発生する可能性があります。
更に詳しい情報については下記リンク先のページをご参照ください。
この記事の執筆者:理事長