治療症例紹介・コラム

Colum 本日の治療症例紹介[海外患者様] CASE-No.110|ILC国際腰痛クリニック(東京)コラム

患者様のケース

患者様

40代 男性 アメリカ出身

これまでの患者様の経過について

10代       トランポリンにて首を負傷後、痛みを抱えるようになる。

2018年      交通事故に遭い、首の痛みが悪化。

現在まで     アメリカに戻った際に固定術を提案され、日本に戻ってきたが日本では固定術はあまり良くない話を聞いて、当院への受診の形となる。

治療前の症状について

・治療前の痛みレベル

肩甲骨しびれ筋力低下
痛みの度合い4 4 2 2000

まったく痛みが無い場合を0、考えられる最大の痛みを10と評価しています。

主な痛みの部分-首、肩

前屈:変化なし

後屈:痛み増悪

回旋:右に痛み

握力:右-60kg 左-50kg(利き手は右)

・日常動作

運転している最中に、首・肩・手に痛みが出る。

画像及び所見について

  • C3/4、4/5、5/6-椎間板ヘルニア

以上の事が画像上認められます。

・C5/6-症状と直結しているのが5/6の椎間板ヘルニアの可能性が高い為、今回は5/6の1箇所にPODDの治療をご提案いたしました。

治療について

患者様と相談の元、C5/6にPODD法を施行

治療は蓑輪院長が行いました。

椎間板に針を挿入した画像になります。

この後オゾンを入れて治療終了になります。

治療中の画像になります。

頸椎の治療は仰向けにておこないます。

オゾンを入れている画像になります。

治療は20分程度で終了

回復室で休憩後、歩いて帰院されました。

当院の治療法について

今回ご案内したPODDの補足情報です。

PODDの費用:330,000円/1箇所(税込み)~550,000円/5箇所(税込み)

硬膜外オゾンの費用:33,000円/1箇所(税込み)~165,000円/5箇所(税込み)

※この患者様のケースの費用:PODD1箇所=330,000円(税込み)

PODDのリスク・副作用:治療後に一過性の痛みが発生する可能性があります。神経損傷は治療の特性上、可能性がゼロではないですが、自験例でも論文でも損傷に関する報告はありません。局所麻酔薬によるアレルギー反応出現の可能性が極めてわずかですが存在します。その他、椎間板がすり潰れてほとんどなくなってしまっている様な場合は治療ができない可能性があります。受診時に医師と相談しながら状態に適した治療方法の選択をご相談して頂きます。

更に詳しい情報については下記リンク先のページをご参照ください。

この記事の執筆者:理事長 吉田直樹