治療症例紹介・コラム

Colum キャンプや車中泊でも腰を痛めない、正しい寝方について

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旅行と言えば、ホテル等の宿泊施設で泊まる人がいれば、キャンプや車中泊をする人もいます。キャンプをする時や車で寝る時は、腰が痛くなることが少なくありません。

今回は腰を痛めがちなキャンプ・車中泊時の正しい寝相について解説します。

キャンプや車中泊の腰痛の原因

キャンプ時や車中泊時の腰痛は多く、長時間の運転やハイキングでの疲れや、不適切な寝姿勢に起因します。

また、テントの床や車内が凸凹だったりすると、背中や腰に負担がかかってしまい、痛みが出現します。

寒暖差の激しい寒い季節などの場合は、体が冷えると腰痛が発生してしまいます。

キャンプや車中泊時のポイント

キャンプや車中泊の際は次の点に注意しておきましょう。

凹凸を感じにくくさせる

キャンプ場は砂利など凹凸が激しい場所が多いですね。マットなしで横たわると、腰だけでなく体中が痛くなってしまいます。また車内もいくらフルフラットになったとしても凹凸が残ることもあります。

その場合は、アウトドアマットやマットレス・敷布団を敷いて、凹凸をなくすようにしましょう。

冷え対策が必要

夏であった場合でも、夜は冷えます。特にキャンプ泊の際は、地面からの底冷えが問題になりますので、冷え対策が必要となります。

フロアマットなどを使い、体が冷えないようにしましょう。

テント内の湿気・結露を防ぐ

テント内の湿気や結露が避けることが難しいです。特に寒暖差の激しい肌寒い季節の場合は、湿気や結露で寝袋や衣服が濡れると腰痛につながりやすくなります。

湿気や結露を防ぐためにも、マットなどを使ったりして工夫が必要となります。

マットなしで寝袋や衣服、荷物がビッショリ濡れる不愉快な現象は避けられません。そこで活躍するのがフロアマット。マットの下に水が逃げ込むため、濡れて欲しく無い持ち物を水から逃がしてくれます。

キャンプや車中泊で腰が痛くならない寝方

前述したキャンプや車中泊時の点に気を付けて環境を作るだけでなく、適切な寝姿勢も腰痛を防ぐには大事です。

サイドポジションで寝る

サイドポジション=横向きの寝姿勢は、脊椎の自然なカーブを保ちやすいですので、腰痛のリスクを減少させます。膝を曲げて寝ると、腰の位置が中立を保ちやすくなりますので、腰痛予防に効果的です。

腰のサポートを強化する

寝るときは、腰の下にクッションや毛布などを挟むことで、腰部分のサポートを強化できます。適切な硬さや形状のクッションを使うことで、腰の過度な湾曲やストレスを防ぐことができ、痛みが出現しにくいです。

腰痛になってしまったら、適切な治療も大事

腰痛が発生したら、椎間板変性症や椎間板ヘルニアなど腰痛の原因となる疾患を治さなければ完治が難しいです。

当院は、損傷した椎間板を修復する治療、セルゲル法を行っております。

当院のセルゲル法では、椎間板のひび割れ部分を埋める薬剤を注射し、それがゲル状になってひび割れを補綴するため、根本的な治療を行うことができます。椎間板のボリュームが減少することがなく、治療後に薬剤がゲル状のインプラントとして椎間板に残りますので、椎間板が温存されることが特徴です。

また、当院は「腰痛特化型リハビリ」も実施しており、セルゲル法を始めとする治療効果を高めるだけでなく、筋性腰痛などにも対処でき、腰痛になりにくい体づくりができます。

腰痛でお悩みのある方は、是非一度当院での診察を受けることをご検討ください。

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