治療症例紹介・コラム

Colum 本日の治療症例紹介 CASE-No.1|ILC国際腰痛クリニック(東京)コラム

患者様

30代 男性

患者様の症状について

  • 1年前から腰が痛くなり始めた。

  • 長時間の座位で腰痛増悪。

  • 10段階で痛みを表すと(1が最小・10が最大)、腰が7・おしりが5・下肢が6で、しびれの具合は1。

  • 歩行は問題ないが、長時間の座位は非常に困難。その他、寝返りや洗顔、中腰や重量物の挙上さえも困難を感じている。

画像及び所見について

  • L4/5、椎間板は他の椎間板に比べて黒色が濃くなっており、椎間板の変性が認められます。

  • 診察時にL4/5左椎間関節に圧痛が認められました。

治療について

L4/5にセルゲル法を施行

透視下で黒くなっている部分がDisco Gelになります。

注入する際は、液状ですがその後はインプラント化することで椎間板が修復されていきます。

ゆっくりと注入することで、椎間板のひび割れに染み渡るように浸潤していきます。

また速度がゆっくりな為、痛みを感じることは少ないです。

当院の治療法について

今回ご案内したセルゲル法の補足情報です。

セルゲル法の費用:1,320,000円/1箇所(税込み)~1,760,000円/5箇所(税込み)

※この患者様のケースの費用:セルゲル法1箇所=1,320,000円(税込み)

セルゲル法のリスク・副作用:治療後に一過性の痛みが発生する可能性があります。神経損傷は治療の特性上、可能性がゼロではないですが、自験例でも論文でも損傷に関する報告はありません。局所麻酔薬によるアレルギー反応出現の可能性が極めてわずかですが存在します。治療後1~2週間は症状が一時的に悪化する可能性があります。理由として、インプラントによる減圧効果により、周囲の組織をけん引する為と考えられています。その他、椎間板がすり潰れてほとんどなくなってしまっている様な場合は治療ができない可能性があります。受診時に医師と相談しながら状態に適した治療方法の選択をご相談して頂きます。

更に詳しい情報については下記リンク先のページをご参照ください。

この記事の執筆者:院長 簑輪忠明