治療症例紹介・コラム

Colum 本日の治療症例紹介 CASE-No.153|ILC国際腰痛クリニック(東京)コラム

患者様

70代 男性 

これまでの患者様の経過について

35歳頃に初めてぎっくり腰を発症。時間経過で良くなったがそれ以降ぎっくり腰を繰り返すようになる。

2023年ゴルフの練習をしていたら下肢にしびれを感じた。

近医の整形外科を受診し、脊柱管狭窄症を診断を受ける。痛み止めは体に合わず服用できず。

症状改善の為、当院受診。

治療前の症状について

・治療前の痛みレベル

下肢しびれおしり
痛みの度合い3276

まったく痛みが無い場合を0、考えられる最大の痛みを10と評価しています。

主な痛みの部分-腰、両下肢

前屈:変化なし

後屈:しびれが出る

ラセーグ:陽性 50度以降しびれがでる

圧痛:なし

間欠性跛行:なし

・日常動作

起床時から午前中の間がしびれ症状がピーク

終日しびれを感じるが日常生活は我慢できるレベル

画像及び所見について

  • L1/2,2/3,3/4,4/5,5/s-椎間板変性
  • L4/5-椎間板ヘルニア
  • L4/5-脊柱管狭窄症

以上の事が画像上認められます。

・L4/5-椎間板ヘルニアと脊柱管狭窄症を認め、主症状の原因の可能性が非常に高い。

・L3/4,5/s-椎間板の膨隆を認め、症状改善・予防的の両面から。

治療について

患者様と相談の元、L3/4,4/5,5/sにセルゲル法を施行

治療は簑輪院長が行いました。

DiscoGelを入れた画像になります。

治療は20分程度で終了

回復室で休憩後、歩いて帰院されました。

当院の治療法について

今回ご案内したセルゲル法の補足情報です。

セルゲル法の費用:1,320,000円/1箇所(税込み)~1,760,000円/5箇所(税込み)

※この患者様のケースの費用:セルゲル3箇所=1,540,000円(税込み)

セルゲル法のリスク・副作用:治療後に一過性の痛みが発生する可能性があります。神経損傷は治療の特性上、可能性がゼロではないですが、自験例でも論文でも損傷に関する報告はありません。局所麻酔薬によるアレルギー反応出現の可能性が極めてわずかですが存在します。治療後1~2週間は症状が一時的に悪化する可能性があります。理由として、インプラントによる減圧効果により、周囲の組織をけん引する為と考えられています。その他、椎間板がすり潰れてほとんどなくなってしまっている様な場合は治療ができない可能性があります。受診時に医師と相談しながら状態に適した治療方法の選択をご相談して頂きます。

更に詳しい情報については下記リンク先のページをご参照ください。

この記事の執筆者:理事長