治療症例紹介・コラム

Colum 本日の治療症例紹介 CASE-No.49|ILC国際腰痛クリニック(大阪)コラム

患者様

 70代 男性

これまでの患者様の経過について

 

 30代後半に椎間板ヘルニアと診断される。内服とリハビリで軽快。

 その後も、数回痛めるが経過観察。

 2年前から、筋力低下を感じジムに通うが腰、股関節を痛める。

 症状改善目的で来院。

治療前の症状について

 起き上がれず、歩いていても痛いので痛み止めと湿布で和らげている。

 腰痛のみ

 

・治療前の痛みレベル

下肢しびれおしり
痛みの度合い10000

まったく痛みが無い場合を0、考えられる最大の痛みを10と評価しています。

主な痛み部分-腰

 前屈:可能

 後屈:疼痛あり

 圧痛点:両側L3/4

 ラセーグ:陰性

 

 

・日常動作

 座位時はあまり痛みを感じないが、急いで立位になると痛む。

 寝返り動作なども非常に困難。

画像及び所見について

 

  • L3/4,4/5-軽度脊柱管狭窄症
  • L1/2,2/3,5/6,6/s-椎間板変性、膨隆
  • 移行椎(L6)

 以上のことが画像上認められます。

・L3/4,4/5-軽度の脊柱管狭窄症を認めるが、症状的にはしびれなど、でていない。

 椎間板性の腰痛の可能性が非常に高い。

治療について

患者様と相談の元、L1/2,2/3,3/4,4/5,5/6,6/sにセルゲル法を施行

治療は丸山医師が行いました。

治療は75分程度で終了

回復室で休憩後、歩いて帰院されました。

当院の治療法について

今回ご案内したセルゲル法の補足情報です。

セルゲル法の費用:1,320,000円/1箇所(税込み)~1,870,000円/6箇所(税込み)

※この患者様のケースの費用:セルゲル6箇所=1,870,000円(税込み)

セルゲル法のリスク・副作用:治療後に一過性の痛みが発生する可能性があります。神経損傷は治療の特性上、可能性がゼロではないですが、自験例でも論文でも損傷に関する報告はありません。局所麻酔薬によるアレルギー反応出現の可能性が極めてわずかですが存在します。治療後1~2週間は症状が一時的に悪化する可能性があります。理由として、インプラントによる減圧効果により、周囲の組織をけん引する為と考えられています。その他、椎間板がすり潰れてほとんどなくなってしまっている様な場合は治療ができない可能性があります。受診時に医師と相談しながら状態に適した治療方法の選択をご相談して頂きます。

更に詳しい情報については下記リンク先のページをご参照ください。

この記事の執筆者:理事長