脊椎は体を支えるもので、人間の活動に重大な役割をしています。
歳をとっていくと、脊椎を構成している椎骨や椎間板に変性が起きてきます。中には腰椎にかかる負担が最も多く、加齢による劣化が原因で腰痛が発生する場合が多いです。
今回は、腰痛を引き起こさないための簡単なトレーニングを紹介します。
腰痛を引き起こさないためのトレーニング
骨盤と腰椎の動かす運動
骨盤と股関節の動きが悪くなると、腰に負担が掛かりやすくなります。
この運動を行うことで、骨盤と股関節の動きが良くなり、腰の負担を減らすことができます。
1.あぐらをかいて座る
2.骨盤を後ろに倒してから、腰を丸める
※腰を丸める時は体が前に倒れないようにしましょう。
3.骨盤を前に起こしてから、腰を伸ばす
※腰を伸ばす時は、腰を反らしたり、背中に力を入れすぎないように気をつけましょう。
胸椎(胸の背骨)を動かす運動
胸椎の動きが固くなると、腰に負担がかかりやすくなります。
この運動をすることで、腰の負担を軽減させることができます。
1.あぐらをかいて座る
2.みぞおちに手を当てる
3.当てた手を真横にスライドさせるように上半身を左右に動かす
※上半身を横方向へ動かす時は、体が捻じらないように気をつけましょう
骨盤と背骨全体を動かす運動
この運動の目的は、骨盤・腰椎・胸椎の動きを滑らかにすることです
1.真ん中の画像に示されているように座る(スタートポジション)
2.骨盤を後ろに倒して、腰を丸めて、お腹を覗き込むように胸を丸める(左の画像)
3.スタートポジションに戻る
4.骨盤を起こして、腰を起して、鼻筋を斜め上に突き出すように胸を起す(右の画像)
運動を行う際の注意点
運動をする時は力まずに、やさしく動かしてください。
運動の時間は2~3分を目安にしましょう。
動かしにくい部分もあるのでしょうが、その部分を念入りに動かしておきましょう。
当院の治療
トレーニングは腰痛の予防に有効的ですが、既に痛みがあり、椎間板ヘルニアなどの疾患と診断されている場合は、治療も必要なケースがあります。
当院は、損傷した椎間板を修復するセルゲル法、狭くなった脊柱管を広げるフローレンス法・Qフローレンス法を行っております。
いずれの治療も体に負担の少ない低侵襲治療であり、局所麻酔で行われます。入院が必要なく、日帰りで受けられます。
また、当院は「腰痛特化型リハビリ」も実施しており、様々な腰痛、幅広い年齢層の腰痛に対応できます。
腰痛でお悩みのある方は、是非一度当院での診察を受けることをご検討ください。