治療症例紹介・コラム

Colum 本日の治療症例紹介 CASE-No.65|ILC国際腰痛クリニック(東京)コラム

繰り返されるぎっくり腰を患ってる患者様のケース

患者様

40代 男性

これまでの患者様の経過について

20代の頃に何回かぎっくり腰を起こしていた。

10年前から腰が痛くて足に力が入らなくなる時があった。

整形外科を受診し、椎間板ヘルニア・坐骨神経痛と診断を受け、電気治療やマッサージなどを半年程度続けてきたが良くならなず当院を受診の形となる。

治療前の症状について

・治療前の痛みレベル

下肢しびれおしり
痛みの度合い8687

まったく痛みが無い場合を0、考えられる最大の痛みを10と評価しています。

主な痛みの部分-腰・右の太もも・膝裏。両足先のしびれ。

前屈:変化なし

後屈:多少痛くなる

ラセーグ:なし

圧痛:特になし

・日常動作

重量物の挙上に非常に困難を感じている。

洗顔動作・中腰姿勢・電車等で座った際にもやや困難を感じている。

日によっては歩行が困難の時もあるが基本的には問題ない。

画像及び所見について

  • L3/4、4/5、5/sは椎間板変性
  • L3/4、4/5、5/sには線維輪断裂の痕が認められる
  • L3/4は左椎間孔狭窄、4/5は両椎間孔狭窄、5/sは右椎間孔狭窄

以上の事が画像上認められます。

・3/4・4/5・5/s-線維輪断裂を認めるため、繰り返されるぎっくり腰の要因だと考えられる。

各々の椎間板で椎間孔狭窄が認められる為、痛み・しびれの原因の可能性も考えられる。

診察・画像所見等から上記のように治療をご提案しました。

治療について

L3/4、4/5、5/sにセルゲル法を施行

院長の蓑輪が執刀致しました。

椎間板にDisco Gel注入後の画像になります。

治療は45分程度で終了

回復室で休憩後、歩いて帰院されました。

当院の治療法について

今回ご案内したセルゲル法の補足情報です。

セルゲル法の費用:1,320,000円/1箇所(税込み)~1,760,000円/5箇所(税込み)

※この患者様のケースの費用:セルゲル3箇所=1,540,000円(税込み)

セルゲル法のリスク・副作用:治療後に一過性の痛みが発生する可能性があります。神経損傷は治療の特性上、可能性がゼロではないですが、自験例でも論文でも損傷に関する報告はありません。局所麻酔薬によるアレルギー反応出現の可能性が極めてわずかですが存在します。治療後1~2週間は症状が一時的に悪化する可能性があります。理由として、インプラントによる減圧効果により、周囲の組織をけん引する為と考えられています。その他、椎間板がすり潰れてほとんどなくなってしまっている様な場合は治療ができない可能性があります。受診時に医師と相談しながら状態に適した治療方法の選択をご相談して頂きます。

更に詳しい情報については下記リンク先のページをご参照ください。

この記事の執筆者:理事長 吉田直樹